夏休み読書記録 その1


『網状言論F改 ーポストモダン・オタク・セクシュアリティー』/ 東浩紀 編著(青土社)

 彼のサイト で行われた公開往復書簡(?、ていうかメーリングリスト)での議論を基に行われた、斉藤環、といった面々によるトークショーの内容と、その後行われた対談、および各自の議論が収められてます。
 ここでは東氏の社会哲学的な立場だけでなく、精神医学や、サブカルチャーの現場の立場から活発な意見交換が行われます。同氏の著書『動物化するポストモダン ーオタクから見た日本社会ー』(講談社現代新書)を先に読んでおくと、彼の主張も解りやすいし、「この人たちなんでこんなことでアツくなってんの?」なんて感想も抱かないでしょう。
 そして私は、一般的にサブカルチャーと言われている分野にいる人々も、オタク(やおい)と呼ばれる人も、東氏の言う「データベース社会」が生んだ(あるいはその現れ)という主張だけがハッキリと頭に残っています。東氏、オーガナイザなのによく喋るんです。ほとんど司会じゃありません(^。^;)

 ※これは夏休み前に自分に出した宿題の一部。休み中に書いておいたんだけど発表の場なく、iBlogが調子いいのでこれを機にここに出していくことにした次第。

Posted: 金 - 10月 17, 2003 at 07:02 åflå„        


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