nano.RIPE LIVE TOUR 2012「アナザーワールド」

2012.12.23 金沢AZ

nano.RIPEワンマンツアー、金沢AZ限定スペシャルデイ。

夏も今回も名古屋のワンマンにチケットを取りながら仕事のためにいけなかったので、今度こそは!と飛行機に乗って金沢まで。先日、きみコさんの喉の手術のことがショック過ぎて何にも声をかけられなくて、なんだか悔しくて、よし快気祝いだ!という気持ちも込めつつ。

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まずは先行物販でTシャツ、パーカ、タオル、ICOバッグ、クリアファイル、詩集、生写真(通称「魔除け」って、ねぇ笑)をがっつり購入。うん、高まった。

しばらく金沢の街中をブラついて棒茶買ったりお茶飲んだりして時間を潰したあとAZに戻ったんだけど、さすがはソールドアウト。人がいっぱい。250〜300くらいいたかな?こんなにたくさんの人がnano.RIPEのために集まるっていいなー、なんて思ったんだけど、この思いは明日BLITZで上書きされるのかもしれない。

さて本番。観客の熱気凄い。ここまでの熱気は、質は違うけどモーモーくらでしか近年味わってない。僕が普段行ってるライブとは客層が違うこともあってノリも違うし、昔から行ってるnanoライブとも全然違うし、そういうところでは正直馴染めない感じというのはここ最近ずっと抱いていた。でも、みんなおんなじバンドが好きで集まってるんだし、本当はそんなこと関係ないんだよね。実際そこのところの仲間意識は凄く強い。途中眼鏡を吹っ飛ばされてしゃがみ込んだとき、周囲の人みんなで心配してくれて協力してくれて、見つかったらみんなで喜んでくれた。まだ曲の途中だったから変な騒ぎ起こしちゃってバンドには申し訳なかったけれど、あれは嬉しかったな。あそこまで協力してくれたり喜んでくれたりって、なかなかないこと。せいぜい周りの3人くらいでしょう。

おっと、まだライブの内容について書いていなかった。この日は「スペシャルデイ」と銘打たれていて、一体何が行われるのかと思っていたら、それは中盤のnama.RIPE出張版だった。世にも珍しいアコースティックステージ。曲の良さ、声やギターの音色の深みが染み渡るように伝わってきた。改めて、nano.RIPEは良い曲が多い。僕は懐古厨と言われそうなほど昔の曲を愛しているつもりでいたけど、いやいや、最近の曲も最高だって僕知ってたじゃないの。特に「もしもの話」は、とても切実に胸に迫ってくる。喉のことを聞いているから尚更。そういうこと抜きにしても本当にポップでロックな良い曲なんだけど、つい感傷的になってしまったな。

アドリブでバーチャルボーイ アコースティックver.をきみコさん1人で演ってから、バンドセットに戻る。ミディアムテンポで少しあっためてから「グワァ、ドシャーッ」な展開に。相変わらず眼鏡を吹っ飛ばされそうになりながら楽しんだ。そしてそして!アンコールの最後!3月に公開される「花咲くいろは劇場版」の主題歌に決まったインディ時代の名曲「影踏み」を演奏。ひっさしぶりだったなぁ。いつ以来だろう? 思い出すのは2008年の60本を超えるツアー(当時はトリップって言ってた)ファイナル@O-west。あの時生声アカペラで思いをたくさん載せるかのように歌うきみコさんの姿がまぶたに焼き付いて離れない。もちろん、みんなで歌ったことも忘れ難い。

影踏みはできたばかりの頃、laboで披露したときに聴いてからずっと好きな曲。改めて考えると、Tricycle Rider、青色パウチ、88(と、僕も実際にやってるのを聴いたことがないキミンチヘ/キミノウタ)の中でメジャーで再録してるのって最短距離だけだったんだね。この名曲が再び日の目を見、たくさんの人たちの耳と心に届くのが嬉しい。

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最後に、こんなところに書いて届くか分からないけれど、きみコさん手術成功&復帰おめでとうございます。またきみコさんのウタを全身で浴びられる幸せを感じに、BLITZもANGAも行きますよ!

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そして、帰りは木倉町の居酒屋で1人で7500円も使って美味しい魚を堪能してから夜行バスで東京へ。飛行機は怖いので往復じゃなくて良かった。美味しいもの食べたり、大好きな人と音楽にどっぷり浸ったり、僕にとってひと足早いクリスマスプレゼントだった。

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